こんにちは
麺類が大好きなtakochiです。
今日は、意外と知られていないそうめんを
「あれっ⁉」と思うほど美味しくする方法をご紹介します。
まずは、そうめんについていろいろ調べてみました。
そうめんの歴史
奈良時代にそうめんの元祖「索餅」(サクベイ)が誕生しました。
索餅とは、もち米の粉をこねて、細く伸ばして縄のようにねじり合わせた
お菓子のようなものです。
お客をもてなしたり、年中行事のごちそうになったり
おもてなし料理の性質を持っていたようです。
(索餅)
鎌倉時代からそうめん作りが始まり、室町時代になると
「索麺」や「素麺」の文字が使われるようになりました。
寺院の間食(点心)として広がり、宮中の宴会などにも
登場し始めていたようですが、庶民の口に入るようになるのは
まだまだ先です。
そして戦国時代になり、豊臣秀吉が姫路城に入ったときに
「播州名産の煮麺の饗応を受けた」と伝えられています。
このころからそうめんが庶民の口に入るようになったようです。
そうめんはどうやって作られているのか
そうめんは製法によって、機械そうめんと手延べそうめんがあります。
切れにくいとされているのは手延べそうめんです。
機械そうめんは小麦粉と塩、水の生地をこねてから、
薄く延ばして機械で細く切り、乾燥したものです。
一方、手延べそうめんは、生地に油を塗って、
縄のようによりをかけながらゆっくり延ばし、
細いめん状にしてから乾燥します。
この手延べの製法で、小麦粉のグルテン組織が一定方向に延ばされ、
こしの強い独特な食感が生まれるのです。
また、油が入ることで細くても切れにくいめんになるのです。
そうめんのゆで方
そうめんは『ゆで方』が命です。
ゆで時間:1分30秒~2分が目安です。
※1人前2束100gに1リットルのお湯が目安です。(1) 大きめの鍋で沸騰したお湯の中にバラバラと入れます。
(2) 軽く箸でほぐしながら、再び沸騰したら、
ふきこぼれない程度に火加減を調節してください。
(3) ゆであがった麺をすばやくザルに入れ、水で粗熱をとります。
(4) 清水で流しながらしっかりとよくもみ洗いをすれば、さらに美味しくなります。
出典 手延素麺「揖保乃糸」 そうめんのゆで方
そうめんは、製造される過程で塩を練り込みますので
ゆでるときは、この麺の中に含まれる塩分を出すため、
お湯には塩を入れません。
特に注意したい!そうめんの洗い方
前述しましたが、
手延べそうめんは、生地に油を塗って、
縄のようによりをかけながらゆっくり延ばし、
細いめん状にしてから乾燥してあります。
ゆであがったそうめんを、冷水で洗う際、
この、表面についた油をしっかり落とすことで
さらに麺の風味がよくなるので、
サラサラと水にさらすだけでなく
しっかりともみ洗いすることが必要です。
まとめ
以前takochiは、もみ洗いしたそうめんと
サラサラ洗っただけのそうめんを、食べ比べたことがあります。
両方とも同じゆで時間だったのですが、もみ洗いしたそうめんは
コシもしっかりあり、表面のぬめりが無いため
麺つゆのからみ方が全く違いました。
暖かい麺つゆで食べる「にゅう麺」にした場合もおなじで、
麺が簡単にのびたりしませんでした。
たった一つのコツである「しっかりもみ洗い」だけで
こんなに食感が変わるそうめん。
是非是非、おためしになってみてください。
おまけ
全国乾麺協同組合連合会では、昭和57年から
7月7日は、そうめんの日と決めています。
中国で七夕の日に索餅を食べることで病気を祓うという習慣があり、
その習慣が日本でそうめんを食べることに繋がっているということです。
美味しくいただき、無病息災を願いましょう☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。