なぜマンホールの爆発事故は起きるのか

忘れたころに繰り返される

マンホールの爆発事故。

世界各地で何度も繰り返されている事故ですが、

今年も中国内モンゴル自治区で

男の子が花火をマンホールに近づけたために

大きな爆発事故がありました。

なぜ、マンホールが火を噴いて爆発するのか?

その原因を調べてみました。

マンホールはなぜあるの?

マンホール(manhole)は、「人孔」と直訳され

まさに人が作った穴という意味なのですが

地下に埋められている設備を点検・管理するために

人が出入りするための穴のことです。

私達が生活するうえで重要な

上下水道、貯水槽、消火用の水道管、ガスの配管など

いろいろな用途別に分かれていて

必要に応じて人が入り、点検・管理ができるようにするためのものです。

マンホールにガスが溜まる?

汚水の腐敗で発生したメタンガス、ガス管から漏れた都市ガス、

燃料タンクからの揮発性ガスなど、原因はさまざまですが

マンホール内にガスが溜まってしまうのは避けられない

事のようです。(特に窒素・二酸化炭素や硫化水素)

マンホール内部での作業のために中に入った作業員が

酸欠やガス中毒等の症状に陥り、最悪の場合死亡することもあるようで

それほど、常にガスが充満しているということですね。

また、マンホール自体が、この溜まったガスを外に排出換気する

役目も担っているため、安易にマンホールを塞いでしまうことも

出来ないのです。

まとめ

マンホールという限られたスペースの中に

さまざまな理由でガスが充満。

そこに、火のついたタバコをポイ捨て

または、いたずらで花火や爆竹を投下…。

ちょっと考えれば、大変危険な行為だとわかるのですが、

問題なのは、

「マンホール内にはガスが充満していて危険なのだ」

ということを知らない

ことなのではないでしょうか。

くれぐれも、

マンホールに火気は厳禁

ですね。

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